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第29話 交通事故! 記憶が?

電報は、大阪にいる父の弟(おじさん)からでした。

そこには、父が大阪で交通事故にあって、重態であること。

そして、おじさんが、すぐ東京に行くから安心しなさい。

といった事が書かれてました。

良かった! でぶっちょは思いました。

父が交通事故にあったのは、驚いたけど、それよりも、

この生活に終わりが来ることのほうが嬉しかったのです。


翌日、約束通り、おじさんはやってきました。

おじさんは、父と背格好は似ていて小柄なのですが、

父と違い目つきが鋭く、いつも大阪弁でしゃべるので

怒られてるような錯覚を起こし、でぶっちょ達兄弟は

いつも、怖がっていました。

しかし、この時ほどおじさんが素敵に、頼もしく見えた

事はなかったのです。

地獄に仏」とはこの事を言うのですね。

おじさんの話によると、父は道路を横断中に車にはねられ

頭を強く打って、そのまま意識不明

免許を持っていない父は、身元がわかるようなものは何一つ

身に着けていなかったそうです。

しかも、意識が戻っても、軽い記憶喪失にかかり、

思い出すまでに時間が、かかったらしいです。

そんな話を聞きながら、でぶっちょ達は涙が溢れてきて

わんわん泣き出しました。

今まで、我慢してきたことが堰を切ったかのように

一度に押し寄せて来たのでした。

「でも、もう心配はいらないよ! 」

おじさんは言いました。 

もうすぐ、父が退院し、戻ってくる事を告げました。

そして、おじさんは、父が退院する日まで、泊まってくれました。

自分のお店があるのに、さぞ大変だったと思います。


その間にたまっていたつけを、すべて払ってくれました。

すごいなあと子供心に思いました。

そして、父の退院の前日、父を迎えに行くために、

大阪に戻っていきました。


そして、父が大阪から帰ってきました。

ごめん、ごめんと泣きながら。

でぶっちょ達はみんなで、父に飛びついて、

しばらく、泣いていました。

父は、もう二度とこんな目にはあわさない、

二度と離れ離れにはしないと誓いました。


 つづく









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